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第2回シニア・介護・DMについての会 報告 その1

JUGEMテーマ:ペット

第2回目の座談会も、良いお天気に恵まれ9名の方にご参加いただき、とても有意義な会となりました。
前回の座談会形式の良かった点は、初対面の方も多くそれぞれ直接聞きたいことを聞けるという事がありましたが、もう少し皆さんと一つの方向でスムーズにお話を進行するには、という事柄を踏まえ、今回は進行役をドッグインストラクターの大國さんにお願いし、事前に決めたテーマに沿って進行して頂きました。

第1部ではまず、DM研究の第一人者である岐阜大学の神志那先生の診察からの新情報を、武蔵ママに発表していただきました。

1.特に新情報として、呼吸器系障害の発症時期について。
今までの定説では4肢麻痺の延長線上に呼吸器障害が起こるという認識でしたが、最近ではDMの発症後時間をおかずに呼吸器系障害が起きる可能性が見つかりました。

武蔵君は、DMの症状を計る上で数値の推移が大切な情報源との認識から、定期的に血中酸素濃度の測定もされています。(3ヶ月ごとが望ましいそうです。)

(対応策について)

呼吸器系障害は犬自身の過度のストレスで悪化する事が分かっており、ストレスの無い環境や心理状態を保つ事も必要だと言われています。

DMで特に重要とされていることは、筋肉を落とさないよう、無理の無い運動をさせる事。
犬が4肢で立つ姿勢は血液循環を促進したり、筋肉を保つ上で効果的なリハビリになるので、意欲的に立たせる・歩かせるように、飼い主さんがケアしてあげてください。

ある獣医さんの報告では、一般的に運動療法の中で有効とされているスイミングについては、コーギーは比較的泳ぎ・水が苦手な子が多く見受けられるため、その場合は運動療法と、ストレスのバランスを考えながら進めるべきとの指摘がありました。

飼い主として出来る事の一つ、常に愛犬の様子・状態を見守り観察を続ける事で、病気の早期発見・速やかな対応ができるため、怠らないようにしてあげてください。

呼吸の様子を観察しながら散歩をすることも大切です。

その後、実際に使用された経験のあるリーチママさんから、酸素室のレンタルについてのお話や、酸素ボンベの使用方法について、写真を見せていただきながら、詳しい情報を教えていただきました。

   

2.現在効果が期待されているサプリメントと医薬品として処方されているビタミン剤も、本体をお持ちいただき、実際に与えられてる物を見せていただきました。
岐阜大学では、それぞれのサプリメントを統合し、1個のサプリメントにするため、研究が進められている段階だそうです。

3、バリアフリー対策
後ろ足の麻痺から始まる症状に対して、皆さんそれぞれ工夫を凝らしていらっしゃいます。
今回は武蔵君のお家で木製のスロープを(下には耐震補強のものを設置されていて、コーギーが乗っても揺れない・ずれない工夫もされていました。)製作され、上には滑り止めとしてホームセンターで購入された人口芝を敷き、犬が歩きやすくする工夫をされているお写真や、実際に使用された人工芝をお持ちいただきました。

 
4.介護用のマット・コルセット
こちらも現在使用されていらっしゃる物をお持ちいただき、実際に触らせていただきました。

 

ご自身の知っている情報をお知らせする事で、少しでもより快適な愛犬との生活のお役に立てるならと、沢山の情報を惜しみなく教えていただき、実際に使用されているサプリメントや製品をお持ちいただいた武蔵君ファミリー様、本当にありがとうございました。

その2に続く。

        

      

2012年2月15日|シニア・介護・DM 犬友の輪

“第2回シニア・介護・DMについての会 報告 その1” への2件のフィードバック

  1. 大國 より:

    こんにちは~!blog拝見しました(笑)
    愛犬と一緒に病気と付き合うにあたり、
    とても役に立つ情報が沢山得られた会でしたね~♪
    皆さんからのご意見を反映出来るように
    また頑張りたいです(^_^)v
    お疲れ様でした~~。

  2. mama より:

    コメントありがとうございます!
    これからも会が末永く続けられるよう、今後とも宜しくお願いいたします!
    とっても楽しいお話で、今回も目からうろこがぼろぼろぼろっと出まくっちゃいました!
    いつもわかりやすい説明をしていただいて、ありがとうございます。

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