コーギー座談会 それぞれの体験談
初対面の方も多かったので、今回は自己紹介から始まり、それぞれ現在もしくはこれまでに試されたことや、続けられていることなどをお聞きしました。
現在14歳と9ヶ月の男の子は2年半ほど前から後ろ足のすり足が始まり、今はお住まいに坂道が多いこともあり、2輪車椅子からより本体の軽い4輪の車椅子に移行されました。
前足も真っ直ぐ立っているのがしんどい時があり、広がって行きます。
前足の怪我が多くなっているため、色んなグッズも使用しながら防いでおられます。
常に色々と工夫をされ続けていて、サプリメントから手作りウエアや、車椅子自体のカスタムや、それにまつわる紐や胸当てなどもどんどん手作りされ、少しでもその子が楽に過ごせるように改良され続けておられます。
いつも頭が下がる思いで、色んなことを教えていただいています。
12歳の時に頚椎ヘルニアで前足が動かなくなったコーギーちゃんは、水中歩行のトレッドミル・レーザー・針・マッサージとその病院で出来る限りの治療にチャレンジされ、約1ヵ月後に首が上がるようになり、普段どおりに動けるまでに戻ったそうです。
その後に後ろ足をすって歩く行動が見られ、現在はお散歩2輪車椅子を利用中。室内では後ろ足を引きずり移動ですが、食欲もあり、とても元気なお顔でレストランでもご機嫌で過ごしてくれていました。娘犬と一緒に飼育されているので、張り合いもあり、より若々しいのかもしれませんね。
今はコーギーちゃんが2匹ともエンジェルになられたお家では、貴重なレンタルの酸素室を使用された時の事などをお話していただきました。
9歳半でDM陽性と診断されたお家の男の子は、情報不足を嘆いておられました。
なかなか本当に必要なものや事柄を知りたいのに手に入らず、不必要なコーギーには使用しづらい、もしくは他の犬には使えてもコーギーには使用できない物を多く購入してしまい、困っていたとお聞きしました。
今は2輪車椅子で元気に1日3回ほどお散歩を楽しんでいただいているようです。
文字ばかりになってしまいましたので、又明日続きを書きますね。
(車椅子を完璧なものとは思っていませんし、他の補助具にしても、どこの何がコーギーにはベスト!というのも難しいと思います。
それほど個々により必要なもの、必要なケアが違います。
少しの情報でも、知っていただきたく皆さんにもご協力いただいて書いています。)
2011年10月1日|シニア・介護・DM 犬友の輪
参加してくれたコーギーちゃん達。
リーチ君。2輪車椅子時々4輪車椅子使用中のもうすぐ15歳の男の子。
カフェちゃん、ファンタジーちゃん。
大智君。
武蔵(タケゾウ)君。9歳半ビッグサイズの男の子。
それぞれ、飼い主様と一緒に明るく元気に過ごされています。
今回は沢山の方々にご参加いただき、多岐に亘る情報交換ができて大変実りある集まりになりました。
お忙しい中ご参加いただき、本当にありがとうございました。
気楽に楽しく皆様に自由に発言していただこうという思いもあり、進行もあいまいで至らぬ点も多かったと思いますが、参加者の皆さんの優しさと熱意に救われ、大変盛り上がりました。
その中でも実際に取り組んでこられた体験談には色んな事実が含まれいて重みがあり、直接その子に触れての個人マッサージ指導や、カスタムされた車椅子のより快適な使用方法や、手作りの改良品、今試されているサプリメント、東洋学的治療への取り組み、全てがすぐに知りたかった、とても魅力的な情報で大変参考になりました。
2011年9月30日|シニア・介護・DM 犬友の輪
コーギー座談会 NOANOA
京都銀閣寺のレストラン NOANOAさんで、シニア・介護・DM(変性性脊髄症)についてのコーギー座談会を行いました。
当日は天候に恵まれ、緑が一杯の素敵な環境の中、飼い主様7名・コーギーちゃん5匹と、ドッグアドバイザーの大國様・ペット用マットの開発をされている小林様・あべきたの方々にも取材にお越しいただき、総勢 14名という沢山の方にご参加いただきました。本当にありがとうございました。
2011年9月30日|シニア・介護・DM 犬友の輪
29日シニア・介護・DM コーギー座談会のお知らせ 2
先日のお知らせの後、沢山のお問い合わせをいただいてありがとうございます。
今回は日程が合わない方も、今後続けていく予定ですので、いつでもお気軽にご参加下さいね。
お問い合わせの多かったDM(変性性脊髄症)について。
岐阜大学動物病院の応用生物科学部
獣医学科課程輪唱放射線学研究室の神志那 弘明先生の文章を転記させていただきます。
ウェルシュ・コーギーの変性性脊髄症
Degenerative Myelopathy(DM)in Welsh Corgi
変性性脊髄症 Degenerative Myelopathy (以下「DM」) とは
DMは、痛みを伴わず、ゆっくりと進行する脊髄の病気です。ジャーマンシェパードに多い病気として、1973年にAverillにより初めて報告されました[1]。現在までに、多くの犬種(ボクサー、ラブラドール・レトリーバー、シベリアンハスキー、ミニチュアプードルなど)で発生が報告されていますが[5, 12]、近年、ウェルシュコーギーでの発生頻度が高く、欧米では注目を浴びています。日本では大型犬の飼育頭数が欧米と比べ少なく、現在までにDMの報告はそれほど多くありませんが、ウェルシュコーギーでの発生は確実に増えてきています。
DMで現れる症状
コーギーの場合、症状は10歳くらいから現れます。病気は脊髄の真ん中あたり(前足と後ろ足の間あたりの脊髄)から始まりますので、症状は後ろ足から出現します。病気が進行すると、病変は脊髄の前の方にも広がり、前足にも同様な症状が現れます。さらに進行すると病変は首の脊髄にも広がり、呼吸がしにくくなります。通常、これらの症状は3年くらいかけて進行します。
初期の症状としては、以下の様な症状が特徴的です。これらの症状は、DMだけに認められるものではなく、コーギーに多い椎間板ヘルニアやその他の病気でも同様に認められことがあります。ですから、このような症状が見られたら、動物病院で精密検査を受けることが大切です。
詳しくは下記HPで動画なども見られますので、ぜひご覧になってください。
http://www.animalhospital.gifu-u.ac.jp/vet/dm.html
これまで、もしかしたらどしゃの症状とそっくり!などと思いながら考えていた病気でしたが、近年本当に多くの方から、DMについて、シニアの介護について、沢山の情報や体験談・悩みや、自分なりの解決策などを教えていただいて、気楽に話せる機会があればと思っていました。
犬の介護の必要な早さには個々により違いがあり、早い子になると、毎日違うことが起こり始めます。
一日でも早くお話できる機会を持ちたいと思い、十分なことは何も出来ないかもしれませんが、
まず一度お話できればと思います。
2011年9月23日|シニア・介護・DM 犬友の輪
シニア・介護・DM コーギー座談会のお知らせ
9月29日(木)PM1時ごろ~
銀閣寺のレストラン NOANOAさんで気楽な座談会を行います。
http://www.hakusasonso.jp/noanoa/
(天候やその他の緊急の事態など、お互いにシニア犬と暮らしている都合上やむを得ず中止・延期の際はお知らせさせていただきます。)
今のところ参加者は5名位で、コーギーちゃんはリーチ君14才・2輪車椅子利用中の2~3匹・少し後ろ足が不安定な男の子の予定です。
それぞれ皆さんが工夫されている事等色々伝え合い、特有の悩みがあれば少しでも克服できるように前向きなお話ができればと思います。
緑に囲まれた心地よい空間でのんびりとお話しながら、少しでもリラックスできる時間が持てればと思います。
ご興味のある方、私も一緒に参加したいと思われる方は、ワンコOkのスペースの都合上、お手数ですが、メールにてご連絡下さいね。
Mail east@dogandlife.com 担当 小嶋
2011年9月21日|シニア・介護・DM 犬友の輪