mama's Blog

シニア犬の介護 徘徊中の怪我が心配で離れられない 

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相談2 全く目を放せない。心配で入浴も満足に出来ない状態が続いている。MIX犬15才

ある日電話が鳴り、車椅子について質問されました。
我が家の愛犬どしゃが使っていたことをふと思い出してご連絡いただきました。

ただ、どしゃは今のようにきちんとした4輪はまだ無く、前輪の補助タイヤという簡易式の物で乗り降りも不便でした。元々ボール遊びや持って来いごっこは大好きでしたが、お散歩はあまり好きではなく、4輪にしたした頃はもう遊べなくなっていたので、車椅子よりも抱っこやカートの移動が主でした。

けれどその子は歩くのが大好きで、おぼつかない足取りで、ずっと歩こうとするらしいのです。
高齢で頭も下がり、足も少し引きずった状態で、歩こうとしても室内ですぐに何かにぶつかってしまう。
止まる度に大声で泣き叫び続けるので全く目が離せず、後ろ足の補助具でその子の身体を支えて気の済むまで歩かせ続け、満足したらばたっと眠り、その数時間の間に急いで用事を済ますという生活が続いているということでした。
他にも高齢や病気のワンちゃんが居て、その子だけにずっと関わってるのも大変な状態で、大変お困りの様子でした。

そこで、その子の状態を一度見せていただき、その子の好きな歩きを十分させてあげるため、車椅子は2輪では無く、安全な4輪の車椅子で出来るだけ軽量なセッティングをしたものをお勧めしました。

      

車椅子が到着し、身体にピッタり合うように調整させていただくと、元気良く室内を歩き回ってくれました。
そして、元気だった頃の体制(4つ足でしっかり犬らしい姿勢で立ち上がり過ごすこと)を思い出し、排尿・排便もしてくれました。
寝たきりになっているワンちゃんや、バランスの取れにくくなったワンちゃんは、元の四足の体制をとらせるだけでも、運動になりリハビリ効果もあると訓練士さんにもお聞きしました。

怪我の心配をせずに好きなように歩かせてあげらるようになり、多少座礁していてもすぐに向きを変えると又元気に歩けるので、本犬が元気を取り戻したよう。
車椅子は痴呆のワンちゃんのリハビリにもなりますよ!と飼い主さんから喜びの声も頂きました。そして是非、他の飼い主さんにも伝えてあげてくださいと言われました。

赤ちゃんの歩行器みたいに、そこに乗せていると怪我の心配が無いので、機嫌よく歩いている間に、入浴も安心して入れるようになったとお聞きしました。

他にも大変な問題をたくさん抱えておられましたが、少しでも楽に過ごせていただけるようになって良かったです。

 

 

2013年8月10日|ペットケア

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